12.05.2008

the sworn group

史上初(たぶん)の二日連続更新! おれは狂ったのか。

ゆうべは大学以来のマブダチであるキリンジの元マネに誘われて南青山のライヴハウスに行った。目当てのバンドはthe sworn group. 事前に音を聴かせてもらっていたのだけど、その印象に違わず、とても素敵なバンドだった。穏やかにして力強いグルーヴとビタースウィートなリリシズムをたたえた歌とギター。……などと簡単に言ってしまうのが憚られるほどに魅力的なサウンドと歌だった。聴いてるうちに自然と心が浄化され、しかも背筋がしゃんと伸びていくような。すっごく久々だね、こんな瑞々しい気持ちになったのは。既存のバンドに喩えられるのはやってる本人たちの望むところではないと思うけど、あえて言おう。彼らは日本のthe trash can sinatrasだと。

今朝も彼らの曲を繰り返し聞いている。空は美しく曇っているし、おれは時空から落ちこぼれて、いつになくハッピーだ。

 

12.04.2008

世界を肯定するのはジジイになってからでいい

驚異のペースでの更新! でしょ。やればできるんだって。

ゆうべは石川忠司と20日の朝日カルチャーセンター新宿での対論について打ち合わた。酔いがまわってくるにつれて、打ち合わせの色は薄まり、ただの飲みに移行していったが、いずれにしろ刺激に満ちた話だった。過去に二度やらせてもらった、吉祥寺・百年でのトークショーとは少々趣が違って、場所柄、アカデミックな側面がより幅を利かすことになるだろうし、「受講料」もちょっと高いのだけど、小説・文学好きな人にはぜひ来てもらいたい。詳細と申し込みはこちら。

池袋駅で別れる時に、「桜井、家どこだっけ?」って訊くから、「たまプラ。ファッキン・コンサヴァティヴな町。うんざりだね」って答えたら、石川さんが「ヤンキーの町だってうんざりだぜ」って言ってニヤっと笑い、三郷に帰っていったのが、妙に可笑しかったな。なんというか、説明のつかない変な話だけど、住んでる場所に対する居心地の悪さを今は大切にしたいと思う。この社会/世界の圧倒的な歪さを失念してしまわぬためにも。

11.30.2008

閉店寸前?

すっかり放置している、このブログ。まあ、気にはしてるんだけどさ、なんというかブログ向きの気分にならないんだよ、ここんところ。

最近、ターンテーブルを買い替えたこともあって、アナログ・レコードを地味に購入している。家にある昔のを聴き直したり。CDやiPodと違って、「音楽を聴く」という行為に「レコードを置いて針を落とす」という作業が含まれているのがやっぱいいね。能動的にならざるをえない。そのせいか、一個一個の音がCDで聴いてる時よりも重い気がする。で、そんな流れで、この頃ヒップホップにはまり始めている。まあ、このジャンルにはちっとも精通してないので、ほとんどジャケ買いなんだけど。どっちがアーティスト名でどっちが曲のタイトルなんだかわからないままに聴いたりもしていて、なんだか濃霧の夜道をさまよっている気分だ。いずれ、もう少しクリアになってくるのだろうけど、今はもう少しこの不安定な彷徨を味わいたいと思っている。

今週こそ映画館に行こう。気が付けば、師走。勘弁してくれよな。

11.07.2008

ログインのパスワードを忘れるほどに。

わぁーお。ひと月以上、更新してなかった! 
わぁーお、じゃねえか。今、ログインのパスワードを二度も間違える始末。
更新しなかった――理由1、忙しかった。「女たち」の書き下ろし分に集中してた。
理由2、何を書いていいのかわかんなくなった。何を書くわけ?とか思って。書きたいこともないといえばないし。書き方みたいなのもわからなくなるし。
理由3、怠惰。やっぱり怠惰。
理由4、嫌い。やっぱり嫌い。

まあいいや。そういう時もあるよ。ね? 許して。

この間の連休、半年ぶりにハーフマラソンを走った。今回は初出場となる那須塩原ハーフマラソンという大会。忙しかったので、走り込みが足りず、ほんの10日前までは完走さえ危ぶんでいたのだけど、最後は力ずくで調整し、終わってみれば、自己記録をなんと三分以上も更新する驚異のタイムで完走。しかも、コースと気候のせいもあってか、ほとんど最初から最後まで、楽しくってね。しんどかったのは、5〜7キロぐらいと19キロ以降だけ。あとはもう、ウハウハな気分で走ってた。沿道の観衆、というか、がんばれーとかって声をかけてくれる地元民(七割は高齢者、そのまた三割は車椅子からの声援)に手を振り返したりしてね。プレイリストもばっちり。今回はおれにしては珍しく、明るい曲の比率を多くしたのがよかった。明るい曲といっても、phoenixとかlemon jellyとかキリンジとかなんだけど。次は1月の千葉マリンだ。で、その次は3月のパリを走りたい。セミ・マラトン・デ・パリ! パリよ! 燃料チャージと為替レートとおれの稼ぎ次第だぜ。世の中、やっぱ、金だよな〜。金こそすべてだ。All I need is money! 

お知らせ、1。「女たち」の単行本は来年1月末の発売となりそう。3話を書き下ろしたので、ぜんぶで13話。それに「サンドラ」の英訳も併せて収録されます。英訳だぜ! コネチカットの叔母さんとかにも読ませてあげてね。

お知らせ、2。12月20日(土曜)に、朝日カルチャーセンター新宿校で、文芸評論家であり、おれがもっとも尊敬する書き手の一人である、石川忠司氏と対談やります! メインテーマは小説作法・・・ということになるかな。小説を書いている人はもちろん、小説を読むのを人生の大きな楽しみにしている人に、刺激と勇気と失望(笑)をもたらしたいと思ってる。今からスケジュール帳に赤丸を付けといて。昼間です。詳しくはこちらで。


ではまた。
C U next week.maybe.

10.06.2008

ゴジラって火を吹くんだっけ?

Eで〜す。お久しぶりで〜す。
スズモ先生はお忙しいようなので今日はわたしが一肌脱ぎます……というのはウソで、おれだよスズモ本人だよ、残念ながら。最近、無給秘書のEがちっとも登場しないよねえ。好きな時に更新していいよって言ってあるんだけどね、思いのほかシャイみたい(ほんとか?)。
ともあれ、ほんとに久しぶり。不穏なタイトルの日記が張り出されたままでしたけど、べつに悪気や企みはありません。忙しいだけ。あと、ブログがあんまり好きじゃないだけ(笑)。やめないけどね。少なくとも当分は。

今日は一つ自慢話を。おれもずっと知らなかったんだけど、7月発売の「文藝」秋号の文芸時評において神山修一氏が、「群像」の4月号に掲載されたおれの「ウィンタータイム・ブルーズ」を取り上げてくれているんだけど、これがとても的を射た、しかも素敵な評でね。すごくうれしいんだよ。文芸時評自体がそもそも面白いし。7月発売のだからもう本屋さんには置いてないだろうけど、興味のある人は図書館とかでチェックしてみて。じつは、このブログでは基本的に文芸ネタを避けているので報告してなかったけど、「ウィンタータイム・ブルーズ」は掲載翌月の「文學界」(つまり5月号か)の「新人小説月評」というコーナーでも橋本勝也氏が前月のベストに上げてくれていたんだよ。まあ、自信作ではあったんだけどさ。しかしね。しかしね、そのわりに当の文芸誌編集者からは連絡がないよ〜。家の電話鳴らないよ〜。どうなってるんだろうね。文芸セレブの応対で大わらわなのかね?・・・などという話になると、タブーとしている文芸ネタになって、おれゴジラのように火を吹いてしまいそうだから、このへんでやめておこ。

そうそう、「女たち」の単行本だけど、いろいろと事情があって(その中身については言えませんが)、書き下ろし分の執筆が大幅に遅れており、刊行はうまくいって年の暮れ、もしかすると来年早々にずれ込んでしまうかも。待っていてくれてるみなさん、ごめんなさい。そのかわり、最高に素敵な本をお届けすることを約束するので、容赦してちょうだい。

次は阪神タイガースのネタでも。
C U.

9.17.2008

日本人がもっとも汚らわしい、とメルドは言った。

こんにちは。

まずは相撲力士の大麻吸引問題について一言。大麻くらいでそんなに目くじら立てんなよ。いいじゃねえか、ハッパくらい吸ったって。しかも、相撲取りだぜ。政治家とか裁判官とかじゃねえんだから。とおれは思うわけだが、なにが腑に落ちないって、口調こそ違えどこういうことを言うやつが日本のメディアの世界にちっとも見当たらないこと。なんでみんな同じ意見なんだ? もっといろんな意見や感想があっていいんじゃないの? だってハッパなんてオランダに行けば合法なんだぞ。オランダ以外の欧米諸国でも、ハッパを個人的に吸ってるくらいじゃ咎められたり捕まったりしないぜ。それと、大麻と、シャブやLSDやヘロインなどケミカルドラッグはまったく別のものだ。そのくらいのこと、報道にかかわってる人間やモノを申す立場にある人間は知っているだろうに。もし知らなかったら勉強しろよ。知ってるんだったらそれをちゃんと報道しろよ発言しろよ。ようするに、ちゃんと働けよ。ジャーナリストや言論人としての職務を全うしろよ。

いや、なにもね、大麻を合法化しましょう、とまで言ってるわけじゃないの、おれは。もうちょっと世の中ゆるくてもいいんじゃない?ってことと、みんなで同じ方向を向くのは危険じゃない?ってことが言いたいの。わかりますか?

それから久々に映画館で映画を観た。『TOKYO!』。知らない人のために簡単に説明しておくと、ミシェル・ゴンドリー(From ニューヨーク)、レオス・カラックス(From パリ)、ポン・ジュノ(From ソウル)、という三人の外国人監督が東京を舞台に撮った短篇(もしくは中篇?)のオムニバス。どれもそれぞれに良かったけど、やっぱレオス・カラックスの〈メルド〉には圧倒されたね。あきらかに制作側の意図を逸脱してるよ。だって、べつに舞台が東京である必然性がないんだもの。日本のお偉いさんが冷や汗を流しそうな、デンジャラスなシーンやセリフに溢れているし。じんわりするシーンやキュンとするシーンなんて皆無。ただもう呆気にとられる。でなければ慄然とさせられる。そうして、むしろ鑑賞後に、重くて深い感動が忍び寄ってくるのだ。

まあ、カラックスに対する贔屓目もあるのかもしれないんだけどね。なんてったって、レオス・カラックスはおれの人生に圧倒的影響を与えた、まあ、少なくとも五人のうちの一人なのだから。

まだ観てない人はぜひとも劇場公開が終わらぬうちに!

ではまた。じゃあねー。

9.06.2008

手短かに

こんにちは、ヘンリー・ロリンズです。

まだ、ぼくの手元には届いてなくて、完成稿をちゃんと読んでないけど、今日発売の「ダ・ヴィンチ」10月号に、短篇(というより、ショート・ストーリーと言ったほうがしっくりくるんだけど)「ドロー Draw」が掲載されてます。ご一読ください。

・・・なんか面白い話題あったっけな。
うーん、あるといえばあるし、ないといえばない、というその程度。

またあらためて。