9.17.2008

日本人がもっとも汚らわしい、とメルドは言った。

こんにちは。

まずは相撲力士の大麻吸引問題について一言。大麻くらいでそんなに目くじら立てんなよ。いいじゃねえか、ハッパくらい吸ったって。しかも、相撲取りだぜ。政治家とか裁判官とかじゃねえんだから。とおれは思うわけだが、なにが腑に落ちないって、口調こそ違えどこういうことを言うやつが日本のメディアの世界にちっとも見当たらないこと。なんでみんな同じ意見なんだ? もっといろんな意見や感想があっていいんじゃないの? だってハッパなんてオランダに行けば合法なんだぞ。オランダ以外の欧米諸国でも、ハッパを個人的に吸ってるくらいじゃ咎められたり捕まったりしないぜ。それと、大麻と、シャブやLSDやヘロインなどケミカルドラッグはまったく別のものだ。そのくらいのこと、報道にかかわってる人間やモノを申す立場にある人間は知っているだろうに。もし知らなかったら勉強しろよ。知ってるんだったらそれをちゃんと報道しろよ発言しろよ。ようするに、ちゃんと働けよ。ジャーナリストや言論人としての職務を全うしろよ。

いや、なにもね、大麻を合法化しましょう、とまで言ってるわけじゃないの、おれは。もうちょっと世の中ゆるくてもいいんじゃない?ってことと、みんなで同じ方向を向くのは危険じゃない?ってことが言いたいの。わかりますか?

それから久々に映画館で映画を観た。『TOKYO!』。知らない人のために簡単に説明しておくと、ミシェル・ゴンドリー(From ニューヨーク)、レオス・カラックス(From パリ)、ポン・ジュノ(From ソウル)、という三人の外国人監督が東京を舞台に撮った短篇(もしくは中篇?)のオムニバス。どれもそれぞれに良かったけど、やっぱレオス・カラックスの〈メルド〉には圧倒されたね。あきらかに制作側の意図を逸脱してるよ。だって、べつに舞台が東京である必然性がないんだもの。日本のお偉いさんが冷や汗を流しそうな、デンジャラスなシーンやセリフに溢れているし。じんわりするシーンやキュンとするシーンなんて皆無。ただもう呆気にとられる。でなければ慄然とさせられる。そうして、むしろ鑑賞後に、重くて深い感動が忍び寄ってくるのだ。

まあ、カラックスに対する贔屓目もあるのかもしれないんだけどね。なんてったって、レオス・カラックスはおれの人生に圧倒的影響を与えた、まあ、少なくとも五人のうちの一人なのだから。

まだ観てない人はぜひとも劇場公開が終わらぬうちに!

ではまた。じゃあねー。

9.06.2008

手短かに

こんにちは、ヘンリー・ロリンズです。

まだ、ぼくの手元には届いてなくて、完成稿をちゃんと読んでないけど、今日発売の「ダ・ヴィンチ」10月号に、短篇(というより、ショート・ストーリーと言ったほうがしっくりくるんだけど)「ドロー Draw」が掲載されてます。ご一読ください。

・・・なんか面白い話題あったっけな。
うーん、あるといえばあるし、ないといえばない、というその程度。

またあらためて。