12.06.2007

やばい。



先週末は、福岡での大相撲観戦と京都や奈良や高野山の観光を終えた在パリの友人夫婦が日本ははじめてというべつの夫婦を連れて、東京に来ていたので、飲みに行ったり、ユニクロやビックカメラへ買い物に行ったり、浅草をぶらぶらしに行ったり、また飲みに行ったり、ついには踊ったり、と大盛り上がりの二日間だった。大盛り上がりではあったが、その一方で、悄然としてもいた。というのも、ぼくはフランス語ができないので、彼らと直に話す時は英語を使うわけだけど、自分の英語力の低下をひしひしと痛感したからである。そういえば、このごろは外国人といっても日本語ができる人とばかり付き合って日本語しかしゃべらないし、記憶に間違いがなければ外国には2004年の秋以来行ってないし、英語で書かれた小説を原書で読むこともずいぶん長いことしていないし、英語のポップソングを聴いても歌詞カードをチェックするということはほとんどなくなったし、自分の志向や性質とは裏腹に、ひどくドメスティックな野郎になっているようだ。やばい。やばいよ。やばいね。来年は必ず。と書きながら、べつの意味で、たちまち焦る。いつのまにか、来年のことを口走る時期になっている。早すぎる。やばい。

さて、詳細は次回にでも書くけど、12月26日(水)の夜に、吉祥寺のブックストア・百年で、曽我部恵一氏とトークショーをやることが決定しました。「百年と女たち」。最高のタイトル。中身だって最高のものになるはず。ぜひお越しください。