3.03.2010

掌篇小説+サウンドトラックCD-R ”Wintertime Journey"

はや、3月。
バンクーバー五輪も終わっちゃったし。今回はいつになく観た気がする。時間帯がちょうど良かったのか。寝起きにちょうどね。それにしても、日本のユニホームというのは全体的にかっこ悪いよなあ。あれ、意外と、おれの愛国心が傷つくんだよね。日本には優秀なデザイナーがたくさんいるはずなんだけど。どういう経緯でああいうふうになっちゃうんだろう。まあ、おおよそ想像はつくけどね。そのへんの話は長くなるのでしないけど。今回、観た中で一番感動したのは、フィギュアスケート女子、キム・ヨナのフリー演技かな。衣装もシンプルでよかったし。終わった後のガッツポーズもチャーミングだった。浅田真央ちゃんは、始まる前に負けてた気がする、その衣装と音楽で。ラフマニノフは、19歳(だっけ?)の彼女には重すぎるというか暗すぎるというか。まず、それら(衣装と音楽)のセンスで勝たなくちゃ。と思いました。あと、ペアのロシア代表川口さんにも感動した。演技よりも、その、なんというか、ようするに、たたずまいに。耳にしたインタビューでは彼女の日本語がいちばんきれいだった。ジャンプの葛西にはせめて銅メダルをあげたかったな。転んじゃったけどモーグルの里谷多英が好き。あの、ちょっとふてぶてしいかんじが。もし、自分がやるなら、ボブスレーかアルペン滑降がいいと思った。わりとスピード狂なのだ。じつは中学生の時、町内(というのは、ぼくの故郷の人口2万弱の田舎町のことだけど)のスキー大会で、滑降部門で3位に入ったことがあったのよ。あのまま続けていれば今頃おれも……んなわけねえよ。ちなみにスキーは高校卒業後の春休みにニセコで滑ったのが最後。高所は苦手なので、見ているぶんには憧れるけどジャンプはダメだろうな。採点系の競技は、審判にいちゃもんをつけたくなるだろうし。ショートトラックみたいな駆け引き系もダメだ。そうだ、バイアスロンはカッコいいなあ……っていったい何を書いてるのだ、おれは。文章を書くのを生業としている者が、こんな垂れ流しの文章を人に晒していいのか。

えー、ここからが今日の本題。
じつは新たな試みを、下北沢のギャラリー兼カフェcommuneの提案でさせてもらいました。どういうことかというと、書き下ろしの短篇というか掌篇小説に、ぼく自身が選曲・編集したサウンドトラックのCD-Rをつけて販売します。タイトルは”Wintertime Journey /ウィンタータイム・ジャーニー"。ぼくの小説を読みつつ、素敵な音楽も楽しんでください、つーことです。もちろん、それぞれ別に楽しむこともできます。小説はともかく、音楽はマジにいいですから。店頭では3月3日発売。1週間後くらいからはオンラインでも購入できるようになるそうです。いずれにしろ、詳細はcommuneで。いまのところ、このシリーズを、Spring、Summer、Autumn、と続けていくつもり。あ、ジャケットの写真は、コミューンの店長でもある、サトウリカコ氏。

今日はこのへんで。