6.09.2009

あたらしい生活



家族が増えたんですわ。

リスに見えるかもしれないけど、子猫。
里親募集のサイトにちらっと遊びに行って、写真を観賞してるうちにやっぱ欲しくなって、躊躇しつつも、というか、そんなに事がとんとんと運ぶとは思わずに、メールを送ったら、15分後には電話が鳴って、心の準備ができないままにものすごいスピードでいろいろなことが決まり、その日の夕方には我が家のソファの下に子猫二匹が隠れていた。足立区の公園に捨てられていたもよう。ほんとは一匹を飼うつもりが、この子たちを保護した女性はペット禁止のマンションに住んでるらしく、とりあえずトライアルでいいので二匹を一週間預かってもらえませんか?とお願いされ、預かったのだが、こいつらがあまりにも仲睦まじく、引き離すのが忍びなくなって、結局二匹をいっぺんに飼うことに。まだ警戒心を抱いていて、近寄ってきてくれないんだけどね。あるいは、最初の三日ほど、無理やり捕獲しては目薬を差していた(目やにがひどかったので)のが、よくなかったのかもしれない。まあ、いいや〜。いきなりなつかれると、のちの達成感もないしな〜。この茨の道のりこそが人生なのだ。などと、子猫に逃げられた後の自分を慰めております。

雉子虎を「キッチ」、黒を「クロエ」と名付けた……まるで芸がないのだが。いやね、トライアルの間、変に愛情が芽生えてもマズいと思って、「キジ」「クロ」と呼んでいたのよ。それがいつのまにか定着して、けど、そのまんまもなんだし、ちょっとだけもじってみたという。あ、まだ、たぶん生後1か月くらいで、チューチューと鼠のように啼いている。というか、啼くのは今のところ、クロエだけで、キッチはひょっとすると、口の訊けない子なのかもしれないな。

ともあれ、猫以後の人生、第二章がはじまった。