3.09.2011

星野有樹くんの写真展@百年(*前置き長し)

 ……すっかり開店休業状態。なんと言っていいものやら。時々チェックしてくれてるみなさん(……もいますよね?)、申し訳ないです。いや、この間も友人に、だったら閉店しなさいよ、と言われたんですけど、まだまだ閉店はしません。虫の息でも生き長らえさせます。って、なにをムキになっているのか俺。一度始めたことはとことんまで。ってそれも違うよな。でも、ブログを書きあぐねるってなんか今っぽくないですか? なんでも好きなように書けるはずなんだけどどうにも気が進まないってのが? そんなことない? いや、べつに今っぽくありたいなんて思ってないんですけども。じつは、ツイッターもフェイスブックもアカウント持ってんだよね、ぜんぜん書いてないけど/書く気もあんまりないんだけど/たまに書く気になっても書きあぐねるんだけど/つーか、めったにログインしないんだけど。でも、もうや~めた、登録抹消!って気にはいまいちならない。なんなんですかね、この中途半端さは。そういえば、走るのも“ハーフ”マラソン限定だしな。住んでるのも川崎市だしな。タバコも吸ったり止めたりだしな。関係ないかもしれないけど、おれ、(巨)大都市ってそれほど好きじゃないんだよね(嫌いじゃないけど)。でも、(片)田舎もとくに好きじゃないんだよね(嫌いじゃないけど)。もう少し具体的に言うと、旅行に行くとするじゃん。まあ、例えば……そうだな、もうずいぶん長いこと行ってないけど、イギリスに。で、ロンドンに行ってもそれほど高揚しないんだよね。かといってハワースみたいな田舎に行ってもなーんか醒めてるの。で、いちばん気分が上がるのは、じっさいに上がったのは、ウルヴァーハンプトンとかシェフィールドとかマンチェスターとか、ようするに、賑々しくはないけど静かでもない、洗練されてるわけじゃないけど素朴でもない、色でいうと鶯色とか駱駝色みたいな……って意味不明か……まあ、とにかく、そんなような、中都市なんだよね。……そういえば、アメリカ映画でもニューヨークとかロスが舞台のやつよりも中途半端な街もしくは場所が舞台になってるやつが好きかも。「ファーゴ」とか「バッファロー’66」とか「レスラー」とか。アメリカ映画じゃないけど「死ぬまでにしたい10のこと」の舞台(バンクーバー?)の描き方は凄く好きだったな。でまあ、そういう俺の性向と、ブログやツイッターをやってはいるけどあんまり熱心じゃないってことは……関係……ない? ないかな。ないか。いや、俺ん中ではけっこう繋がってるつもりなんだけど……というかしかし、長々と、なにを書いているのだ俺は……。

気分を新たに、ニュースを。『冬の旅』のカヴァー……に限らず、すべての写真を撮ってくれた星野有樹くんの写真展が、吉祥寺のセレクトブックショップ「百年」で開催されています。じつは今回、『冬の旅』のために、すべて撮り下ろしてくれたんです。最終的に使わせてもらったのは、カヴァー、本体、化粧扉、著者近影の4枚なんだけど、他にも素晴らしい写真がたくさんあったのね、選ぶのが、つまり別のを見送るのがほんと惜しかった。それらの多くが展示されています。吉祥寺近辺の方、近辺じゃないけどお時間がある方、近辺じゃないし時間もないけどあの写真に引かれた方、ぜひ足を運んでみてください。もちろん、『冬の旅』も販売されています。

ではまたいつか。